1. |
Voyager
03:32
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Voyager
遠い昔の ある夏の終わり
空を仰いだ 人の群れ
雲を焦がして旅立つ君は
ヒトが作った希望の光
小さな身体は
冷たい闇に放り出されて
まだ誰も見たことのない場所へと
果てない旅路の先に
その両目は何を見るのだろう
離れる為に生まれたなら
遠くへ、もっと遠くへ
月日は流れて ついに旅人は
太陽系を超えて
未知の空へ
先も見えないオールトの雲で
君は独りで泣いていないか
随分と君は
遠い場所へ行ってしまったね
まだこの声は君の元まで
届くだろうか
見果てぬ人の夢を超えて
その先で何と出会うのだろう
儚いその後ろ姿に呟くよ
「どうかご無事で。」
Voyager
今でもまだ覚えているか
轟くクジラの声を、
異国の歌を、
あの夏の日に見た入道雲を。
もうこの目には
君の姿は映らないけど
確かに君がいる方へ
ここから手を振るよ
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2. |
アナーキーオンザトレイン
04:47
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出会っては過ぎていく街と人
1人乗り、2人降りてった。
不規則に吊革は揺れる
ただ僕はそれを眺めている。
あの人さっきから寝てばかり
不機嫌そうに誰か咳払い
白昼夢 揺らいでいく視界
とりあえず僕は僕でいた。
何処かで誰か笑った
その隣では誰か泣いてる
あぁ違う世界にいるみたいさ。
そういうもんなんだろな
一寸先はそう
パラレルワールド
日が差し込んで光る車窓に
映る自分と目が合った
出会ってはすれ違う僕と世界
4人降り、2頭降りてった。
静かに眠り続けるバッファロー
窓の外飛んでいく魚
何処かでカラスが笑う
その隣では猫が鳴いてる
行き先は多分、知らない街だ。
どこまで、どこまで
そういうもんなんだろな
一寸先はそう
パラレルワールド
日が射し込んで光る車窓に
映る自分と目が合った
流れ星ひとつ落ちてった
夢が夢じゃなくなっていくよ
広い世界を悟った振りして
狭い車内で迷子になったの
とりあえず、僕は僕でいよう
何処かで誰か笑った
その隣では誰か泣いてる
あぁ違う世界にいるみたいさ
それでも、それでも
この手を差し出せたなら
何かが少し。変わる様な気がした。
気がしたんだ。
1人降り、僕だけが残った。
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3. |
wish
02:19
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こんなに綺麗な夜だ 瞬きもしたくないような
藍色帳の宝石が 今にも零れ落ちてきそうだ
なんとも不思議な感覚だ 言葉など必要ないような
僕らは空を見上げた 刹那、降り出した光
「君は何を願う?」
届け 届け 届け すべてじゃなくとも
そして いつの日か 夢見た場所で また逢おう
約束するよ
こんなに綺麗な夜も 明日へと姿を変える
不安や迷いも希望と 鞄に詰めて
さあ、いこう。
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Take my umbrella Tokyo, Japan
2012年12月結成。
渋谷・下北沢を拠点に活動する4ピースバンド。
「辛さや悲しさは、雨の様に不可避なもの。だからせめて、
傘を差し伸べられるような音楽を。」という想いを込め、
"Take my umbrella(傘をどうぞ)"と命名。
現実と非現実の中で起こる、
切なくも前向きな物語を軽快なギターロックに乗せ、
独自の世界観を表現している。
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